3月29日
- komori
- 2019年3月29日
- 読了時間: 3分

ご無沙汰しております。先週我が青春の日々を過ごしました御返地中学校の閉校式でした。

雪も降ってきたし。

僕の時は90人ぐらいいたが、今は22人ぐらい?

前の日にいつものメンバーと。
私は小学校に入る前に岩手県の二戸市というところに引っ越しました。まあ、親の事業の失敗の為の夜逃げといったところでしょうか。
御返地という所は作物があまりに育たなくて、御返しした土地との事みたい。
そういわれてみれば確かに夏には地面がひび割れするほど干上がるし、台風の時期には川が氾濫するし。そりゃ大変な土地でした。
そして、御返地村ができ、御返地小学校ができ、作物より人材教育へシフトしていく中で、現在のマネジメントにいかに生かせるかを考えてみようと思ったのだが、なかなか現在のやり方に沿っているか分からない。
とにかくほぼほぼ全員が素直である。意地悪な質問も正面から答えてくれる。愚直である。
東北人、南部藩、雪国、様々カテゴライズできるのであろうが、とにかく素直。いい意味感情が豊かだし、他人を慮る。
そりゃ今のマネジメントが通用するわけはないだろう。もともと最初から必要ないのだろう。その土壌を作ることができたというのが最大のマネジメントであるのだから。
そこには理論ではない、単なる感情ではない、もちろん望郷の念に駆られることもない。
さて困った。勉強にすらならない。
彼らからすると私はもちろん都会にいるし、よくわからない波にのまれてもいるし、何とか乗り越えようと船をこいでいるつもりでいる。
もちろんスタッフは寄せ集め。様々な出身がいて、様々な経験を積んでいる。確かに自分の糧にはなるし、みんなのライスワークにもなるであろう。
別に家族になろうとも思わない。そんな事を謳う会社なんて正直気持ち悪い。
しかしながら御返地に帰ると別に家族でも良かろうと思う自分がいる。人生の先輩から後輩まで。それこそ家族みたいなものだ。
なんか、閉校式の後に偲ぶ会があって、参加した。どこぞのおじいさんが私の事をなぜか知っているし、そういわれてみればあの人かと思うこともある。今現代に生きている人はそれをうざったいと思うこともあろう。私は妙に安心したのと、なつかしい思いにさせた。
今後、この土地は間違いなく人口も減り、より寂しくはなっていくのだろう。偲ぶ会も7割以上はご老人だ。私も中年だ。
しかし、それに抗って生きている人もいる。それだけは否定してはならない。私は都会に出てきて勝負しているつもりでも、彼らから見たらいち早く都会に逃げたと思う人もいよう。
その彼らからそう思われないように私は頑張ろうと思う。
追伸、地方の産業の活性化という名のもとにコンサルさんが様々取り組んでいるようですが、実際にどんな実績が出ているのでしょうか?本業をおろそかにして、新商品の開発をして、失敗している人もいるようです。
税収がどれぐらい上がって、豊かになっているのか全く分からん。実際に物売ってみろよと。駅ビルでも全く印象に残ってないみたいだぞ。行政から金貰ってるんだったらインパクトぐらい残せよと言いたいものである。
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